2019/06/27

『マーケットの魔術師』はトレーダーの必読本!

本



『マーケットの魔術師』という書籍はご存知でしょうか。

トレーダーにとってかなり大切なことが書かれている本で、僕も忘れた頃にときおり読み返しています。

(シリーズ物になっており、いくつもの版が出ていますが、凝縮バージョンの「エッセンシャル版」で十分かなと思います)


今回はその中から、大切な言葉をいくつか抽出してご紹介したいと思います。




ーひどい損失を経験したときは、取引をすごく小さくして、 小さい利益を積み上げることにしている。 そうやれば、うまくいくー


人間、負けが続くと損失を取り戻そうとついポジションを大きく取りがちになってしまいます。

負けてる時こそあえてポジションを小さくする。

これを心がけるだけでも成績はだいぶ違ったものになるかと思います。

「自信を揺るがすほどの損失に遭遇した時は、 取引サイズを通常の5分の1から10分の1に縮小する」とよいと、書籍の中で述べられていますね。




ー格別に大きな利益を上げ続けているとき(中略) は、 ひどく悪いときと同じように取引サイズを小さくする。経験的に、大きな損失はいつも大きな儲けのあとにくるー


これもかなり大事なことを言っていますね。

負けてる時だけでなく、勝ちが続いて調子がいい時もポジションを小さくするべきだ、と。

そして、「大きな損失はいつも大きな儲けのあとにくる」。これまた図星すぎて耳が痛いです。




ー儲けようとするな。 持っているものを守ることに集中しろー


儲けるためにトレードをしているのに逆説的だと思うかもしれませんが、儲けようとする、つまり欲を出してしまうと負けやすくなるぞという教訓だと僕は捉えています。

あのジョージ・ソロスも、「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」という名言を残しています。




ーあなたの取引の前提が間違っていたと気づかせるレベルに、ストップ注文を設定すべきだ。自分の痛みのレベルで設定するのではない。マーケットはあなたの痛みのレベルなど気にしていないー


ストップは自分の痛みのレベルで設定するのではなく、取引の前提が間違っていたと思われるラインに置くことーー。

その通りです、はい。ストップをずらすなんて言語道断。

マーケットはあなたの痛みのレベルなど気にしないどころか、その痛みをさらにえぐるようなことさえしてきますからね。




ーどんなに腕がよくて賢い人でも、人の意見に耳を傾けたら、間違いなくひどい結果に終わるー


僕もこれ、初心者のころ、先輩トレーダーに口を酸っぱくして言われたものです。

「アナリストがああ言っていたからとか、お偉い人がこう言っていたからとか、そんな風に他人の意見で決めちゃダメ。自分の判断でポジションを取らなきゃ後悔するよ」と。

アナリストの予想はあくまでも参考材料にして、最終判断をするのは自分。

自分の判断で負けたのであれば、まだ納得できるというものです。




ープロのトレーダーは、勝つためには損失を出すことも必要だと理解しているー


要は、「損切りは必要経費」ということですね。

負けを認めたくないから損切れない、結果損失が膨らみ続けてコツコツドカンーー。

僕もしょっちゅうやります。勝つための損切りは必要経費なのだと頭ではわかっていても、です。




ー勝利の数を増やそうとすると、うまくいっている取引なのに、まだピークに届く前に解消してしまおうと考えるようになる。 そして、勝ち数を増やすために、トレーダーは大きな資金を常に運用するようになる。これでは、 勝率を上げるために利益の合計額を減らすことになるー


これ、何が言いたいかというと、「勝率を気にするな」ということですね。

重要なのは勝率ではなくトータル利益。

勝率9割でも最後の1割で利益のほとんどを失ってしまっては意味がないですから。




ー彼は取引において、 いくら儲けられるかではなく、いくら損をする可能性があるかをチェックするようになったー


「利益ではなくまずは損失額を割り出せ」ということですね。

最初はどうしても「ここでポジションを取ればいくらの儲けだ」と利益になることばかり考えてしまいますが、まず考えねばならないのは、「ここでポジションを取ればいくら損する可能性があるのか」ということ。

僕もこの計算をするようになってから負けにくくなったように思います。


「ナンピン&両建てってホントにダメなの??〜巷に広まっている嘘と真実〜」において、「一撃でポジションを取らず、自分の相場観を最初から疑い、逆行することを前提に、薄く薄く張っていく」と以前に書きましたが、自分の相場観をまずは疑い、逆行することを前提に考え、ポジションを取っていく。

大事なのはこれです。自分の予想通りに相場が動くとは考えないことです。




ー取引は小さく、小さく、くれぐれも小さく。これくらいの大きさが必要だと思ったら、その半分以下にすることだ。私の経験によれば、経験が浅いトレーダーの取引はあるべきサイズの3倍から5倍だ。1%か2%のリスクしか取れないときに、1つの取引で5%から10%の取引をするー


あえて説明するまでもありませんね、この慎重さですよ。

「取引は小さく、小さく、くれぐれも小さく」。




ー自分のポジションが大き過ぎるかどうかがわかる確実な方法は、朝、目を覚ましたとき、その取引に不安を感じるかどうかだー


つまり、朝起きた時に不安でたまらないのはハイレバでポジションを持ちすぎているということですよ、と言いたいわけですね。

以前、「ポジポジ病ってどうやったら治るの?」でも書きましたが、「FXは感情が入ると負けます」

いかに感情を入れずに冷静に売買するかが勝敗を左右するのです。




ーほとんどの人が、利益が出始めると、すぐに投資額を増やすという過ちを犯す。それをやったら、資金はすぐになくなるよ。取引の規模を引き上げるのは、少なくとも資金が2倍になるまでは待てー


取引の規模を引き上げるのは、少なくとも資金が2倍になるまでは待てーー。

少し勝ち始めたからといって、すぐにレバをあげちゃいけないということですね。

レバをあげていいのは、チャートから判断して「ここならリスクリワード比で見て優位性が高い」と確信した時です。

リスクリワードについては「損切りの仕方とリスクリワード、ドル円の値幅、資金を守る2%ルールについて」を参考にどうぞ。




ーマーケットの状況が違ってもいつも同じサイズのポジションを取るトレーダーが多過ぎる。どの状況でもリスクを同じレベルに保ちたいのであれば、ポジションのサイズをマーケットのボラティリティの変動によって調整する必要があるー


これ、例えるなら、ポンド円をいじる際にドル円と同じポジサイズでやっちゃダメですよってことです。

ポン円とドル円が同じボラのはずがないですからね、ポン円はドル円の倍は動きますから。

むしろポンドを触るなら、ドル円の半分のポジでやらなきゃダメ。

そういうことを言いたいのだと思います。




ー2つの強い相関関係を持つマーケットがあり、テクニカル分析によるシステムで、一方がロング、他方がショートのポジションを取っていたら、それはよい。しかし、両方でロングかショートの一方向になっているときは、 それぞれの規模を小さくするー


これも例をあげて説明しましょう。

例えば、似たような相関性にあるダウとドル円を両方ロングで持ってしまったら、これはリスクヘッジにはならない。

一方で、逆相関にある商品ーー例えばゴールド(ショート)でドル円(ロング)を持つのであれば、これはリスクヘッジができていると言える。

投資の格言に「卵を同じかごに盛るな」というものがあります。

似たような相関性を持つ商品を同一方向に持っていてもリスクヘッジにはならないよ、ということですね。


チャートの相関性については「ドル円チャート以外に見るべきチャートは?」を参考にしてみてください。



ートレーディング戦略をいったん決めたら、それを貫き、衝動的な投資判断を避けるべきだ。衝動的な取引の例を挙げれば、計画していなかった取引を行うこと、目標値に達していない、あるいは損切りポイントまで落ちていないのに利益を確定することー


うーん……耳が痛いですね(´;ω;`)

「目標値に達していない、あるいは損切りポイントまで落ちていないのに利益を確定すること」なんて、僕しょっちゅうやっちゃいますから。




ーお金だけが目当てなら、成功したトレーダーは5年もすれば仕事を辞め、あとはお金を使って過ごすだろう。しかし、トレーダーはそうしないー


要するに、「お金目当て以上にトレードが好きだからこそ続けられる、好きこそものの上手なれ」と言いたいわけですね。

億を稼ぐような現役トレーダーたちは、もう生涯年収は十分稼いでるのにトレードをやめようとはしません。

なぜなら彼らはトレードそのものが好きだからです。

「FX専業になりたい!兼業トレーダーとどちらがおすすめ?」にも書きましたが、「好き」は何よりも強いのです。




いかがでしたか?

『マーケットの魔術師』は、トレーダーにとって重要なエッセンスがすべて凝縮された良書です。

初心者の方はもちろんのこと、むしろ中級者以上の方が読むと「ウンウンわかるわかる」となって、頭にストンと入って来やすいのではないでしょうか。

僕もこの記事を書きながら、改めて復習になることばかりでした。




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よければ以下の記事も参考にしてみてください。

「【cis本から学ぶ!】相場に向いてる人、トレードセンスのある人とは?」